H20 1993年~episode3

H20 1993年~episode3

2021-02-20 0 投稿者: katsu

スカジーIDコンフリクト!!


今日中にかけるところまで書いておこうw

来日中の仕事の場を当時自分たちが使っていた岩崎氏所有のビルの一階に設置またマッキントッシュクアドラ850AV、SCSIの外付けドライブ等々をレンタル、宿泊場所など含めすべてパーソンズマター。機材手配は自分が行い宿泊手配は当時の事務所のマネージャーにお願いし。。


この滞在期間ニックは他の仕事などこなしながらH20の作品を作り続けた。
自分はニックのペースに合わせパーソンズの事務所で仕事を行い機材とトラブルの対処、一緒に食事を(アテンド)したりとかなり密に接することが出来た。自分は英語など全くできないのですが、会話はコンピュータ用語とアドビのソフトに関する事、また音楽の事などが中心だったので大体の内容は理解でき会話は成立した。
また滞在期間中は日本の彼女??がずっと付き添っていたので、自分からの話は彼女が通訳してくれた。


実のところ、私自身はニックの事もjoiの事も全く知らないし、嫌いなジャンルではなかったがアナーキックアジャストメント自体にも興味もなかった。(ファンの方には申し訳ない)だからファン目線でも無く、フラットで良い感じのコミュニケーションだった。とは言え最初ニックはかなり自分の事を「だれ?こいつ?」って上から目線だったけどw


仲良くなった出来事は2個ある
1個目は夜遅く、ニックが血相変えて自分の所にやってきて「スキャナーが壊れている!」と騒ぎ出した。見てみると、当時のマックの外部機器接続にはSCSIという規格が使われており(今のUSBみたいなもの)合計8台つなげる事が出来る。この機器には番号が与えられ、その番号をダイヤル又はスイッチで割り振る必要がある。設定がうまくいかないと認識しない。設定とはすべての機材の番号が違う必要がある。
同じ番号で設定し接続すると、ぶつかってしまい認識しなくなってしまう。「IDコンフリクト」という現象。

で結局IDがコンフリクトしていたので直してあげたら、それから「あれこいつMACの事わかるんだ」みたいな感じで接してくるようになり、急に距離が縮まった。


2個目は当時MACを使ったタイポグラフィーでMAC使いとされていた●花肇氏との雑誌?の対談の仕事だった様で、対談終わり仕事場に戻ってきたニックは開口一番「あの人は○○か?」とかなり怒っていた。どうしたの?と聞くとどうやらニックがよく使うフォトショップのテクニックを教えてくれと土下座してきたという事。単純に「なんでお前に教えなきゃいけないんだ??」という事で機嫌が悪くなって帰ってきたという事。
あーあ、、やっちゃったね、、●花さん。。。
じゃあ「●花さんとコンフリクトしちゃったんだ」って言ったら大笑いしてた。

この出来事は来日はじめの頃だったので、それから本当に良い感じで接することが出来きた

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