Bicycle Customize あえての「サドル沼」1

Bicycle Customize あえての「サドル沼」1

2023-06-01 0 投稿者: katsu

ロードに乗って5年。いくつかのサドルは経験しましたが結局最初から使っていたTAIOGA SPIDER twinTail II が自分のお尻の形にとてもFITしていたので、現在もピストにはチタンレール・チタンロードにはカーボンレールを使っています。で

クロモリに使っているのはBROOKS C13C。カンビウムの中でも一番細い物で、C13の中では広い方の145㎜。C13Cなので大きく座面に穴が空いているタイプ。デリケートな部分の圧迫感は無く快適なのですがレザーではないので、肝心の座骨との接地面がほぼ馴染むことが無く、結果自分には合わないという事になってしまう。

(写真 BROOKS C13C)

形はとても好きで、落ち着いた印象もあっていて大人っぽくとても高級感があり”ブランド”として格式も高い、なので100歩譲って「重くても許す」としてもやはり座骨の圧迫感はちょっと苦手・・・・・

お気に入りのTAIOGA SPIDER twinTail IIは当然文句なく軽いのでやはり自分には「パーフェクト」ではありますが、座面のあたりは少し硬い。レーシングパンツを履くとこれらすべて解決するのですが、フィット感はやはり落ちて少しもたつく。また基本レーシングパンツは履かないでポタを楽しむので。

(写真 TAIOGA SPIDER twinTail II)

twinTail IIは初代の樹脂ワンピース構造から、柔軟性が高まったメッシュと2ピースになり、乗り心地もかなりいいのですが、単純に肌あたり(と言えばいいいのか・・)が強い。

理想はTAIOGA SPIDER twinTail IIの座面素材にあとほんの少しだけ柔軟性があればいいのです・・ってそういう物は存在しません。樹脂系メッシュサドルの中ではこのSLR BOOST 3Dが自分の理想の様に見える(写真上では)

(写真 Selle Italia SLR BOOST 3D)

なので今最先端の3Dプリントで座面が作られたこれらサドル、どう考えても良さそうです。TAIOGA SPIDER twinTail IIの魅力の1つ通気性、これらもかね備えているし。最近はサドルレンタルで「お試し」出来るようなので、これらを試すことが出来ます。

(写真 S-WORKS POWER WITH MIRROR SADDLE)

が!

試して「これ良いじゃん!!」っとなった所で「ハイ購入!!」と言えない事情が・・・・そう恐ろしいくらいお高いのです(汗。いくら頑張ってもサドルに5万5千円は「無理」(;´・ω・)

という事で救世主はやはり中華という事に。

パクリじゃん!!っていう人います。スペシャライズドのパワーmirrorは特許取得してるとの事ですが・・・詳しく調べたわけではないですが、サドルを3Dプリンターで作るという事自体はおそらく特許は取れないので、単純に3Dの図面的な部分の技術特許を取得していると思われ、YOUTUBEなどの説明を見てもハニカム構造に特許という言い方なので特許は取得してるがそれは単純に構造体に対しての物である事は容易に想像できます。

(写真 Fizik Antares Versus Evo R1)

なので中華も3Dサドル自体はパクリでも特許侵害でもなくオリジナルな物で、中華3Dサドルでも、素材その物で特許取得した物も存在します。

スペシャライズドもフィジークもセライタリアも中華も基本並列に並んでいると思う。という事で今回ODIブランドがついた物を試し買いしてみました。このODI表記自体が本物か?パクリか?問題あります。

(写真 中華ODI3DPrinter carbon saddle)

取りあえず、各ブランランド物3Dサドルは軒並み5万円越え。TAIOGAのカーボンレールは現在23000円、ブルックスC13Cは3~5万。そして中華ODIは約1万円。1万円で3Dプリンターサドルという物を試せます。

カーボンホイールもそうなのですが、この手の工業製品のクオリティーは疑う余地はもうあまり無く、品質管理がしっかりした所であれば、ハズレをつかまされることも少なくなりました。

左から スペシャライズド 中華ODI TAIOGA ブルックスです。ノーズの長さシェイプ位置の違いがよく分かる。

写真で比べてみてもスペシャライズドのパワーとはシェイプも全く違うのでパワーサドルのパクリ物では無い様です。パワーよりも、前乗り色がそんなに強くなさそうで、太もも後ろはサドルに擦れない?先端の幅も極端に広くないです。

また座面もフラットではなく。

TAIOGA SPIDER twinTail IIの様にお尻のラインに沿うようにえぐれています。中華物を色々画面で見比べたなかで、これが一番自分に合っていそう。

形状が合うか?望む所の硬さ(柔らかさ)が自分の好みか?どんなに「優秀」で著名な学者が考えたというエビデンスがあるブランド物でも、合わない物は合わない。

見た感じは本当に使えそうなので期待したい所です。重量は160gと軽量です。C13Cからは約130g軽くTAIOGAからは40g重い程度。ネットの書き込みを見る限り評判も良く、作りも良いとの事。正直中華サドルの1万円は、そこそこ高額サドルです。

もう国内に到着している様なので週末にはお目にかかれるみたい。

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