Campagnolo ultrashift オーバーホール&メンテナンス
2023-03-29RECORD・CHORUS
11Sのウルトラシフトです。
この2つ、中の部材(アッセンブリー)が共通という事。
両方中古で購入した物で、どちらも不調でした。
RECORDは中間のギアでクラッチのかみ合わせが悪く、スプロケで音鳴りが。
CHORUSはなぜかレバーが空回りしてシフト出来なくなってしまった。
もし部品がこわれていた場合はアッセンブリーで交換なので1万4千円ほどかかってしまう。とりあえず分解は可能なのでメンテナンス。
構造的にはシンプルなのですが、スプリングの止め方や、その場所のクリアランスの問題でかなりめんどくさいw
前に2度トライした。
ので
ずいぶんコツをつかんだようで、今回は結構短時間で組むことが出来た。
結論から言うと
RECORDはラチェットギアプレーに砂塵がグリースによって堆積ししっかりかみ合っていなかった。パーツクリーナーで落としてしっかりかみ合う様になった。
CHORUSに至ってはほぼほぼ新古品のコンデションなので内部も綺麗、でも何度組んでもレバーが空回りしてラチェットがかみ合わない。なんで?????
RECORDをもう一度分解して違いが無いか?観察。
この2つ多少年代が違うようで、軸を止めるボルトが六角とトルクスという違いはあったが基本全く同じ構造でした。が!
なぜかCHORUSのワッシャーの枚数が1枚多い。。。
原因はこれ??
取りあえず多いワッシャー1枚抜いて組んでみた。
空回りしません。これが原因でした。薄いワッシャーが1枚多く入っていた事でしっかり面が接地しなかったようで空回りが発生していたみたい。これ最初から??分解した時のボルトの硬さやネジロック剤の見た目から考えて一度も分解された様子は無かったので最初からっぽい。
もしそうだとすると、それが原因の不調で、その不調ごまかしてメルカリに出したのかもしれません。
予備のグロータック、イコールプーリーを装着し動作確認、そしてストック。
このゴールドのイコールプーリーは10S用のシマノディレーラーで11Sをウルトラシフトで引く為のプーリ。
色んなバリエーション含め長くシマニョーロを楽しむ為コツコツと貯めています。
一気に2機とも使える状態になりました。新品のアッセンブリー含め11S用を計4個、10S用を2個。イコールプーリーは10S用11S用すべてのバリエーションをストック。アルミ削り出しプーリーは普通に考えて相当長く使えると思うので、この先おそらく自分がロードに乗れる間はずっとシマニョーロを楽しめると思う。
やっぱりオイルディスクブレーキには興味が無い。もしディスクに乗るとしてもグロータックの”イコール”を使うと思う。今使っているRDはすべて2軸の物、この先これらは生産されない、1軸のRD(シャドー)はまだしばらく生産される??とにかく、その為にはこのシフトとイコールプーリは欠かせない。