クラシック・パナチタン FCT28TT 1。 還暦までに上がりのバイク、バラ完。
2023-01-05もとはと言えば。。。。
COVID19による行動制限時、コツコツとバラ完にチャレンジという考えでした。このいわゆるロックダウンによって自転車需要が高まり、またパーツ供給もスローダウンする中、新車・中古車その他パーツ類が入手困難となってしまいました。
実は、大阪の街工場オリジナルのTIGでオーダーの為、簡単な図面までこちらで書いて話もすこし進めていたのですが、肝心のパーツも入手ままならず、また納期や、取引の条件(取扱店)などの目途も立たずに断念。という流れがあり。
で、半ばあきらめていた一年後、いきなりオークションで発見しました。
FTC28は、おそらく12年?ほど前のモデル。
※(01,20 訂正)FCT28、パナソニックに問い合わせしたところ2002年モデルとわかりました。(現行品はFRTC23)
また、当然の様にチタンむき出しのフレームを考えていたのですが、オークションに出てきた物は、この真っ黒に塗装されたモデル(と言うかPOSのカラーオーダーですね?これは)
サイズは”52”と、まさに求めていたサイズで、現行品と比較するとダウンチューブが一回り細く、よりクラシックな印象があります。
現行品はBB周りがすこしオフセットされており、比較すると”軟”な乗り心地なのではないか?と思われます。また、ジオメトリーは現行品と比べ
・チェーンステーが5mm短くシートチューブが0.6度寝ている。(後ろ乗りっぽい)
・フォークオフセットが3mm短くそれらによってホイールベースが8mm短い。
極端では無いがやはりクラシックなロードレーサーのそれに近い物です。
TTというネーミングの様ですが(オークションでは)TTではないモデルも存在したかどうかはNETを調べても出てこないのでわかりません。
何より印象的な違いはこのヘッドのエンブレム。結構かわいいです。これに心惹かれてしまったw
当時純正でついていた?ヘッドパーツ CANE DREEK S6 も綺麗なまま装着されており、この何とも言えないポップな感じ?もストライクゾーンの真ん中。またTOPチューブのHED寄りの下側に空気入れを止める金具がついている事も年代を表しています。
到着して細部をチェック。想像していたよりも塗装も綺麗なまま。多少の曇りやその他はありますが全然気になるレベルではなく、というかすごくコンディションが良かった。
エンドはハンガー一体型。焼結チタニウム合金ショートエンド アジャスター付き。という物で、相当強度が高いらしい。
クイックリレーズの跡がすこしついていますが、普通の物ならもっとはっきり跡は残る。また他の方のブログによると、大きな落車をしてもディレーラーは壊れたがハンガーは曲がることなく変形もしなかったようです。
ただ、このハンガー相当ガッチリ固定しないとズレる事があるとの事。
これはこの形状のハンガー全般の話しの様で、パナの自転車にはSIMANOかカンパでしっかり固定してと販売店は進めていたそうです。一応手元には7800の高剛性クイックはありますが、先日DTSwissのスキュワーを入手しているので、ここは問題ないかと。
で、もし塗装が良くなければ落として磨いてチタン地に仕上げる予定でしたが、黒のまま渋くまとめて行こうかと思います。溶接跡も写真で見るより結構綺麗。
TOPチューブには最初のオーナーの名前が白で入っていました。塗装を削って消すのもためらうくらい綺麗な状態なので、continentalのステッカーを張りました。これがジャストサイズで、また黄色くクラシックなロゴが良い雰囲気。
一番気になる部分。「チタンフレームは割れる」という話し。BB周りやヘッド周りの溶接部、またチェーンステーのエンドに近いすこし絞っている部分、ボトルケージ穴付近等々。クラックが入った写真をNETで見かけます。
実際パナチタンもこれ以前のモデル(ラグ溶接)ではリコールがかかっていますし、このモデルもダウンチューブのHED側下にガゼットをあてて溶接で補強が入っていますので、(現行モデルも)毎年対策しながら生産している物と思います。
一応細い棒を使って各所を叩き、変な音やビビり音がしないか?など素人チェックしました。それでわかるくらいなら相当やばい状況ですがw当然それも無く。
肩にフレームをかけて掌でたたいた感じで、このフレームの振動を感じる事が出来、それはアルミとは違いわずかに「バネ」っぽさもあり、またクロモリほどそれは大きくなく。
ピストに使用しているチタンのフラットバー(65㎝)に感じるそれにやはり近い。ので、乗り心地にすこし期待!
また先ほどパナに電話し中古で入手した物でも何かあれば修理は可能(できる範囲であれば)と確認取れたので、とりあえず安心して事をすすめます。
では!!