Bicycle Customize Fuji NAOMI・TRACK ARCV / Calamita Due +。 ロード&ピストバイク カスタム。キャリパーブレーキのシューと船。2

Bicycle Customize Fuji NAOMI・TRACK ARCV / Calamita Due +。 ロード&ピストバイク カスタム。キャリパーブレーキのシューと船。2

2022-12-27 0 投稿者: katsu

時代遅れ、絶品パーツ。。。ひと昔前はNETですぐ見つかる、しかも安い?パーツだったとおもうのですが。ディスクロードがメインとなった今では「たかが船」しかも「クロームシルバー」となると一苦労します。

ようやくイギリスから郵便小包で到着しました。BBBのカートリッジシュー。1台分。

カートリッジシューという商品名の通り、メインは「シュー」。カートリッジタイプではないキャリパーをカートリッジタイプにアップグレードするためのカスタムパーツ。なので、今回のBR7400をカーボンリム対応にカスタムするには「最も正しい」選択の品になります。

おそらく以前はSIMANOからもこのクロームシルバーの船は出ていたのでしょう。

ディスクブレーキが主流となる前、ブラックのパーツがスタンダードとなった。したがって7800を最後にクロームシルバーの船自体パーツとして存在しなくなってしまい、シルバー色はすこしブルーが入った物、又はマット調へと変更され、アルミやカーボンフレームに合うよう変化してしまった。

でも、やっぱりこのいかにも「金属」と主張するパーツはカッコいい。w

取りあえずこの車体のブレーキの船は今回のBBBに統一する事に。

ここで再び別の問題が発生。シューを固定するボルトに付属するトゥーイン調整のすり鉢状のワッシャー。

BBBに付属の物はすこし厚みがある。リアのBR7400は問題ないのですがフロントのBR7700。(これはBR7800も同様)

この時代のロードはナローリムでタイヤもMAX23cという時代。また7400からの大きな変更点としてはキャリパー形状の「小型化」「エアロ化」なのでワイヤーを外した解放状態でもあまり大きくアームが広がらず、7400タイプのシングルピボットでは対応できても、7700、7800ではリレーズを解放した状態でもリムにシユーが接触してしまう。

なので、このワッシャーを家にあるパーツの中から薄い物を探して付け替えてクリアランスを確保。ちなみに7800の純正の船にはやはり薄いワッシャーが使われていて、そこで少しワイドなリムにも対応していた様です。

このワッシャーを使えば約23mm(外)幅のリムまでは使用できます。

そう、カートリッジシューを船共に交換する使い方はこの時代では、壊れたなどの事以外ではもう存在しないという事ですね。

無事前後お揃いのBBBの船になったという事で、カーボンシューもBBBの物に付け替えました。

安い中華のコルクシューも良く効くのですが、取りあえず今回「見た目」重視のカスタムなのでBBBに統一です。

そして。

肉抜きされた船も届きました(中国から)

これはこのままストックです。

COVID-19以降需要が伸びた自転車、また同時に工場のロックダウンなどでパーツが不足、それに伴って中古市場が活性し中古品も高くなり、同時に品不足。

これを機にクラッシクやビンテージ物もまた人気となった。のですが今後新しくこれら手の込んだ金属パーツが新商品として出てくることはまず無い。

ほんの4年ほど前までは、中古パーツはこれらが主流だったのですが、品薄、高額化という事を考えれば、相当な需要が起こったのでしょう。。。

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