NFTとブロックチェーンとデジタルアート
2022-09-25最近噂のw”NFT”
スポッティファイでJoiがテーマとしているので彼が騒いでいるのだから相当な事なのであろう事は想像にたやすい。
あまり詳しくはないが、、、複製しても劣化しないデジタルコンテンツに対し「これがオリジナルである」という証明とその後の展開に対し紐付けを行って「価値の保全」を行うという感覚であろうと思う。
インターネットが普及する前、単純に自分のHPを持っているというだけでアクセスも多く、必然的に知名度も増していく時代が有った。インターネットの仕組みやその他多少の知識や経験があるだけでも企業からいくつものオファーが来ることも多かった。
H2Oを離れパーソンズも離れ、PCと通信環境をもっとしっかり整え、家にこもって「再独立」宣言を行った際、以前取引が有った(パーソンズ経由で)数社からもオファーが来たがそれらすべてを断って、その他と契約、もしくは取引を行うことにしたのですが、その中の1社には当時MODEM販売を行い急成長した企業もあった。
この頃のPCには(MAC以外の互換機)PC間をつなぐポートも無くまたイーサポートを持つMACも当然電話回線につなぐにはモジュラー経由で外付けの通信機器(MODEM)が必要な時代。
そんな時代の1年ほど前にH2Oは存在しJoiやNickとやり取りしていたという、今の人には考えられないくらいの遠い昔。H2Oの展示会にはワイアード(本社)の編集長も観に来て、この時の最速モデムを(私物)僕に贈呈したいというも申し出も有った。
当時の通信環境は今では考えられないくらい遅く、Nickのいるサンフランシスコから広告用データを受信する為にこちら(受け取り側)ISDNでの受信に12時間以上かかる(PhotoshopでAサイズ288dpi)とっても面倒な大仕事。
そんな中、自分がJoiに提言した事
「でもそれNETで送るんだよね?」「セキュリティーに関しては?」「デジタルアートの価値判断は?」であった。
帰ってきた言葉は「これからはセキュリティーだ!!」でした。
これ以降Joiの仕事はNETセキュリティーメインへ向かう事になる。
残念なことに「デジタルアートの価値判断は?」に関する回答はやはり無く、おそらくようやくこの回答に当たる技術やカルチャーが今は確立されたという事なのかもしれません。
私の個人的な考えは当時のデジタルアートの複製問題やそれらより、Nickの作品が「アートなのかデザインなのか?」という問いだったのですが、今Joiが発信している内容を聞く限り彼自身が「デザインとアート」という事のセギュメントが理解できない?と思っています。
実際このデザインとアートの違いをはっきりと説明された文献また意見に遭遇した事も無く、自分でもいまだ答えが出ていない物なので、それを他人に質問する事自体も「無茶」な事ではありますがw、実際私は”セツモードセミナー”時代、セツ先生に「おい!ナマイキ!デザインとアートの違いを言ってみろ!」と授業中に大勢の人の前で問われ何も言えなくなった事が有り、いまだに考えている事でもありますが。。。
※私はセツ先生に名前ではなく「ナマイキ」という彼が付けたニックネームで呼ばれていたw今思えば大変光栄なニックネームです。
私の見解としては、このH2O時のNickに関してだけで言えば、デザインとしてのグラフィックやADを依頼したのであって、アートとしてであれば彼が発した「言葉」でも十分”それ”に該当するという考えで、それに関してはJoiも「さすが」という意見だった。
で、NFT。
例えばTwitterの最初の”つぶやき”。ちゃんとこれが「最初のつぶやきである」という確固たる証明があれば「価値」が付きオークションで高値で落札されたという事実。という価値観。
なのでブロックチェーンでしっかり確認取れる環境下において、初めて「A」という文字をNFT化していたら、将来”すごい!!”と言われる世界で、「新しい環境での早い者勝ち」という事と同意なのではないか?
これに価値を見出している人の中ではものすごい事で、全く無縁の人には何の意味もないそれこそ「バーチャル」な世界の中での価値観。
正直、リアルな世界の経済圏も紙幣という「そもそも物質的に何の価値もない」物体で振り回されているから、何とも言えないのですが、、よりデーター上の証明でしかないこれらにいつまで振り回されるのやら。。。ブロックチェーンで管理された「マネー」に価値があるのか??という事と「デジタルアートの価値判断は?」はいまだ=ではないか?と。
これ
結局”紙幣発行権”の争奪戦みたいなことで、Joiなどはそれら「支配」や「独占」等の発想は無いとは思うが(彼と話しする限りの印象)でも、なんか「ちがうんだよね~」と、スポッティファイの内容聞いてると思うところあり。
一番感じるところはNFTアートの説明内容すべて結局「ビジネス」に聞こえる所。それこそがうさん臭く聞こえる部分であり。。。
なんなら「儲かりまっせ!!」って言ってくれた方が一般の人にも正体がわかりやすいのではないか??とさえ思う。