Bicycle Customize Fuji NAOMI・TRACK ARCV / Calamita Due +。入門ロードカスタム。安価カスタムパーツの定番、台湾UNOのステム。
2022-08-09取りあえず、せっかくクロモリのホリゾンタルフレームという事で-17°のいわゆる「平行ステム」も試したく色々物色するが、そもそも市場はカーボン主体で色も黒がメインなので選ぶ余地が無い。凹
困った時の神頼みww
AliExpressでUNOのステムをポチッタ(2週間ほど前)
そして今日到着。見た目もいたって普通なこのステム。以前の完成車にはよく装着されていたステムなので、街中に駐輪してある自転車等でおなじみの形です。
ブランドロゴはプリントなので、研磨剤で落として無地のアルミポリッシュに仕上げました。
6000番アルミの鍛造?鋳造?なので溶接痕無く、これはこれで完成されている。また本当に多くの自転車パーツとして供給されているので、特にAliExpress等では相当安く(2000円以下)手に入る。
今まで調べた事が無かったのですが、見た目の印象より実は軽く、90mmで132g、ステンボルトから手持ちのチタンボルトに替えると125gとなります。この重量なら「軽量ステム」と言えますね。ちなみに交換前のステムは103gなので12g増量となります。
そして装着。緩めのポジションは崩したくないのでスペーサーを23.5㎜→30㎜と増やし、またハンドルバーもステムと直線になるようセット。結果-7°ステム装着時から‐7.5㎜下(ブラケット位置で)になりました。ちなみにCalamita Due +のヘッドチューブ角度は72°なので、1°スロープしている事になりますが、目の錯覚の範囲で「ほぼ平行」ですね。
早速乗ってみた。
NAOMIのポジション出しの際、ステム角度によるハンドリングや、操作性の違いを相当感じていたのですが、このバイク、ステム角度では、ほぼ印象が変わりません。
単純に高さの違いによる操作性の影響を、それも大雑把な感覚で感じる程度。
NAOMIより1サイズ大きなフレーム、また常に車体が振動しハンドリングを修正するのでそもそも直進安定性がとても高い。なので極端に変更しないとほぼ「勘違い」位のフィーリングしか変わらず、またタイヤも28cなので、すべてにおいてNAOMIよりファジー。
ステムの剛性は、そもそもフレームが柔らかくそれを十分超えた剛性の時点で全く問題も無く、感じる違いは「ハンドルバー」に現れます。ハンドルクランプ部が拡く、4本のボルトも通常のステムの位置にあるので、ハンドルバーのしなりが少しスポイルされ、ハンドルバー自体を「硬く」感じます。なのでハンドルに来る振動をすこし大き目に感じます。この点は前のステムの方が良い感じです。
7.5㎜低くなった印象もそんなに大きく感じる事なく、むしろ6.5㎜上にクリップ位置が上がった事で視覚的印象が変わり、ゆったりした感覚が有ります。もしかしてこのゆったり感は平行ステム特有の「遠回りするような取り回し感」からきているのかもしれませんが、それを細かく感じる事が出来ないくらいフレームがすべてを「無かった事」にします。
なので、ここまでとなると本当に後は「見た目」とか「疲れるか?どうか?」みたいな事が決定要素。今まで固いフレームで感じていた事のすべては「柔らかいクロモリ」では参考にはならないという事実が解りました。
うーん。。やっぱり奥が深い世界ですww