Bicycle Customize Fuji NAOMI & TRACK ARCV ロード&ピストバイク カスタム。TARMAC SL7のリコール動画を見て。1
2021-11-25以前使用していた中華カーボンのFフォークからOnebyESU OBS-R21ロードストレートモノコック フロントフォークにチェンジし、コラムをすこし長めにカットして使っています。‐17°クランプハイト40mmのステムに落ち着いた所で、高さを変更しながらポジション出しを改めて行っています。
TARMAC SL7のフロントフォークのリコール動画を見て色々思った。
現在、フレームから上(ヘッドセットカバー含め)ステム下までの長さは48mm。これに
-17°ステムで、シート落差約65mm
-10°ステムで、シート落差約55mmとなります。
現在カーボン製の40mmと高さがある ヘッドセットカバー に5mmのカーボンと3mmで幅が広いチタンスペーサーを使用しています。
ちなみに一般的な ヘッドセットカバー は約15mmでこれにアルミスペーサーでステム高を調整する物で、NAOMIの純正のセットアップもこれらに準じています。
ホリゾンタルフレーム全般、なおかつサイズが小さいと特にですが、ヘッドチューブの長さが短いので、見た目(自分の場合)で-17°ステムを選びポジション出しを行うと、この位置にステムがクランプされます。
NAOMI購入時にセットアップされているスペーサーは10mm×3枚、5mm×1枚。 へッドセットカバー 15mm です。またステムの角度は-7°なので、 私の身長、手足でシート落差約60mm 前後にセットするには、へッドセットカバー 15m に10mmスペーサー×2を入れステムをセットする事になります。現在はそれより8mmコラムを長く使用しているという事。
純正フォークのコラムはアルミ製、現在はカーボンコラムのフォークに替えて乗っていますが、今回改めてポジションを探るためステム下を長く(ステム位置高く)してみた。
現在のクランプ位置から7mm程高い位置にステムをセットすると、明らかにコラムの柔らかさを感じる。。。え?と思い色々検索したところ上の動画にたどり着いた。
今使用しているコラムプラグはBBBの7cmと比較的長い物を使用しています。またカーボンコラムなので、ステムから上最低3mmほど突き出してコラムの端に負担がかからないようにしています。
写真のステム上、GoProマウント付スペーサー(約4mm)の高さと、コラムTOP+プラグのTOPの面がほぼ同じです。
ここから7cm下までプラグが存在するのですが、エキスパンダー部は約4cmで接地している部分は65mmほど下、なので、40mmある へッドセットカバー の上から約13mmくらいの部分。( ヘッドキャップ込みで 約60g)
まあ、基本的にこれくらい接地していれば、 TARMAC SL7 の様な事にはならないと思うのですが( TARMAC SL7 はフレーム側のストッパーの構造も絡んでいると思う) コラムの柔らかさを感じた時点ですごい不安を感じました。
解決方法として、アリエクで見つけたこれ。エキスパンダー部が7.8㎝なので、上部のアルミパーツ部が小さい物の接地面は広くまたBBBの物より確実にコラム下部まで届きます。
この段階でおそらく15mmほど奥に追いやれるので へッドセットカバー の半分より下、標準的な へッドセットカバー 上面より少し下。
基本構造は同じなので、内部のねじの径が同じであれば、BBBの上部パーツ流用し、さらに奥まで差し込むことが出来ますので、もし可能なら後15mm奥に行くのでヘッドチューブ上面よりすこし下まで接地面があり、多少以上カーボンコラムをサポートできるかも。(ヘッドキャップ込みで約88g)
BBBは薄く軽い樹脂製のヘッドキャップなので本体のみの重量差は多分15g程度と思う。もしBBBのパーツ流用可能でおそらく同じかすこし重い程度、なので25g前後の増量で安全を担保出来るか???
実際、今の状況でコラムのしなりは感じません。またノーマル時にも感じた事ですが、コラムの剛性が高いと、ステアリングを閉めすぎてしまった時に感じるようなふらつきもすこし感じます。ステアリングダンパーが付いたオートバイに乗った事がある方ならどのような挙動かは感覚的に理解してもらえるかも。
で、このノーマルと似たような感じになったという事は、アルミコラムと同じような剛性感になったと思われ、そう考えると、コラムを長く使っていた時は「ちょっと危ない」状況なのかもと、すこし怖くなった。
当然カーボンコラムなので、アルミコラムより振動は少なくノーマルより突き上げ感が少ない。これは想像ですが、これらの事もあり、このNAOMIの純正フォークはオフセットが50mmとロードとしては大きな物になっているのか?と。
単純にフロント剛性が高いと車体は「ピーキー」な挙動(?)になってしまう。すこしダルな感じにするため?に大きなオフセットにし、ホイールベースをフロント側で大きくすると、少しは緩和された感じにはなるが、逆にトレイルは減るので極低速で車体がロールするわりにハンドルが左右に大きく動く様な感じになるので(しかもフレームは固い)手放しで安定する速度もちょっと高い。
乗る人がどっちを”良し”と感じるか。
自分はオフセットが短い方を選んだという事です。現在のオフセットは45mm。以前の物は43mm。50mmからこれらに変更するとかなり劇的に変わります。45mmと43mmでは味付け程度の差。
ちなみに
TRACK ARCVはもっと極端なジオメトリでTOPチューブ角も立っておりオフセットも極端に少ない。ハンドルレスポンスが高くまたとても立ちの強い物で、BB位置も高いのでバンクが付いているトラックを思い切り踏み倒しガンガン進むのに適した物。これにも乗っているので、現在のNAOMIのジオメトリも「ごく普通」と感じている範疇で、おそらく本当にロード競技に出ている車体と比べるとすこし違うセッティングになっていると思う。