Bicycle Customize Fuji NAOMI & TRACK ARCV ロード&ピストバイク カスタム。シマニョーロについて。(2021.09.16内容を改定しました)
2021-09-13カンパニョーロ(Campagnolo)のブレーキ・シフトレバーを使ってシマノのディレーラーを稼働させる。
これが「シマニョーロ」(shimagnolo)と言われている事。これを可能にするためのパーツが
グロータックから販売されている「イコールプーリー」。ブラケット内でワイヤーを巻き取るプーリーです。
グロータックと言えば最近ワイヤー式ディスクブレーキキャリパーを発表し高評価を得ています。このキャリパーの登場でオイルディスク化以外の選択肢も増え、カスタム派には歓迎。このキャリパー名は「イコール」。基本発想が”イコール”なのですね。
話はシマニョーロに戻します。
シマニョーロ化にはカンパ側に制限があり、2010年~2014年製造のウルトラシフト・エルゴパワーに対応し、10s~11sのモデルとシマノ10s~11sで使用可能となります。
対応表
グロータックHPより引用
#1から4を飛ばし#5が有りRD10sを11sレバーで運用できる#3というシマノでは推奨しない的なww組み合わせもあり、なかなか本質ついている所だな~と感じます。
で
#4が無いのは、以前11S用として緑色のプーリーが存在したのですが、変速性能向上という事で#5の黒に変更となっている様です。
今回のリビルト前は、ケンタウル(Centur)と#1を使って10sシマニョーロ化にしていたのですが、ついに自分の自転車(NAOMI)も今更ながら11s化。カンパもレコード(Record)に。
Centur (10S) と Record (11S)はシマノでいえばアルテグラ?に相当するのかな?VeloceとChorusが105?
最上級にSuper Record が有り、こちらがデュラエース的存在と思われます。
2014年の Record (11S) に#5(黒)のイコールプーリを組み込んで、RD9000(デュラエース)を運用。スプロケットはやはり使い慣れた12-25(CS9000)をチョイスしました。変速性能向上という#5ですが、なぜかLOW側の2枚の変速がもたつく 。。
組み合わせが間違っておらずRDの稼働幅が適正に調整されていれば、問題なくシンクロするはず。
グロータックさんに問い合わせて確認したところ、この黒は最近のトレンドであるFシングルR大径化やシャドータイプのディレーラーにも対応という事で、通常の11-28であれば#4の方が相性いいかも?との事。
なので以前購入していた #4緑 に変更。何の問題も無くスムースで、以前の10Sと同じようなシフトフィーリングになりました。私の場合12-25ないし11-28を使うので従来通りの#4緑でOKという感じです。
今回物は試しで、イコールプーリーを組み込まないカンパオリジナル状態で一度組んでみて、シフトするかどうか?ためしてみた所、やはりTOP、LOWどちらかのギアに上がらない(落ちない)また無理やりディレーラー稼働幅でごまかして11枚すべてシフト可能にセットすると、中間ギアで不具合が起こるという結果。コンマ何㎜、ワイヤー巻き取り量の違い。シビアですねww。なのでこの「イコールプーリー」はかなり精度も完成度も高いパーツという事です。
今回のリビルトに合わせ。
せっかくなのでカンパニョーロのシフトワイヤーアジャスターを組み込みました。
調整スクリューにノッチがあり、かなり細かく調整できるようです。ディレーラー側にも当然調整スクリューがあるのですが、こちらの方が細かいノッチで初期ワイヤー伸びの調整は楽そうです。
ちなみにFディレーラーはシマノもカンパも現行品はレバー比が違うので、今回も旧タイプのFD7800を使用しています。
あまりFDを使用しないという事と、現行の長いアームの物よりコンパクトで見た目も良く、特に変速性能に大きな差もないので。