ちょっと真面目な話から。 今話題の素材「生分解性ポリエステル」と サスティナビリティーについて。3
2021-06-16前回からの続き。さて、それではどうするか?というお話しが今回の堆肥分解ポリエステルという物。
4・焼却という以外の選択肢は?そう、ようやく話はメインにさしかかってきましたwコンポスタブル”Compostable”堆肥化です。この地球にはこれらプラスティク成分を分解する(餌として食べて)微生物が存在します。これら微生物が生息する堆肥に埋めて使用済みの製品を土壌へともどして行きます。
5・開発者の話しでは、これらは特別な存在ではないとの事ですが、その辺にある土壌等ではなく専用の堆肥の中に生息します。いわゆるコンポスタブル”Compostable”する上で、法律的な事も含め(越境処分等)しっかりと管理し行います。果たしてその微牲物が左図の様にキュートな生き物かどうか?は、さておきw彼らはこのプラスティックを食べエネルギーを土壌に蓄えます。その過程で排出される物は、わずかな水(H2O)とわずかな二酸化炭素(CO2)。分解における二酸化炭素量は焼却などに比べ40%も低く抑える事が出来るとの事です。
6・尚以前このブログでも触れた「牛のゲップ」に関してはこのCO2排出数値に含まれるかどうか?私は解りませんがw。結果的に、この素材で作られたTシャツくらいの物であれば1年ほどでほぼ分解され、エネルギーを蓄えた堆肥となります。そこから新たな命が芽吹き、草木へとエネルギーを受け渡します。そう!!ものすごく短期間で「地球に還る」のです。
7・Return to Earth
「地球に還る」この素材の特性その物です。次回からはこれら製造から回収までを行う会社、それらを基に販売するブランド。また提携し独自のジャンルで展開を開始する企業やブランドの紹介へと続きます。